一つのビルで起こる、都市伝説のようなホラー映画なのですが、中には三つのエピソードが含まれています。
少なくとも、主人公は前半と後半で二人ずついる・・・と言って構いません。
前半はそのオフィスに勤める女性で、実際に死んでいく人たちを目の当たりにする話。
後半はその女性の友人(?)であり、バイトとして採用された男性が、そのオフィスに勤める女性に恋をし、女性を狙う幽霊(?)から守ろうとする話。
その間にコミカルなおじさん(笑)の話が挿入されるといった感じです。
前半はかなり面白いのですが、後半でいきなりつまらなくなってしまいました。
前半だけを引き伸ばして、一本の映画にしても良かったのではないでしょうか。
勿論、そうなるとラストのオチは何も解明されませんけども(苦笑)。
オチは一番最後の最後に一気に発表(not解明)されるので、その唐突な終わりっぷりにも驚かされます。
う〜ん、マジで後半が勿体無い。
間のコミカル話は、ちょっと感動要素も入っていますが、正統派のホラーでいくつもりならいらない話でしたね。
作り手側もそれくらいはわかっているでしょうから、最初からB級を狙った作品ということなのでしょうか。
その割に死体とかは、そこそこグロいというのだから、よくわかりません。
私自身はオチを予想することはできませんでしたし、それなりに面白いオチだったとは思うのですが、後半のグダグダした模様をずっと見せられた後だったので、その興奮も薄れてしまいました。
オフィスビルが舞台のホラーは、なかなか無いような気がします。
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