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とにかく設定的に完全に私のツボです。

何ですか、この不条理な恐怖感。

たまりませんわ。

ジグソウが作る殺人マシーンやら殺人ゲームのルールやらが、非常に面白いです。

「こんなことを考えるやつは狂ってる」みたいなセリフがあるのですが、正にアナタだよ、監督さん!

こんなおかしな殺人マシーンを考えるなんて、余程の愚か者に違いない(笑)。

中世ヨーロッパの拷問具に似ています、全体的に。

それを現代的な道具で製造したと言って良いでしょうか。

そういうのが好きな人には、結構ツボにくる映画だと思いますよ。

私がその一人なわけですが。

視点が入れ替わったり、時間が遡ったりと、テンポ良く画面が切り替わっていくのは、見ていても飽きません。

ラストも「・・・・・・まじ?」と片仮名変換を忘れてしまうような、呆然とした驚きで締めくくられてます。

おいおい!というツッコミどころが完全にないわけじゃありませんよ。

ジグソウがこんなゲームをする理由とか、それってどうなの?と思うところもあります。

でも、この全体を取り囲む世界観の中だったら、それが許せてしまいます。

サスペンスに深いメッセージとかは、別にいらないと思います。

一応この映画にもあるみたいだけど、ぶっちゃけそんなものは無視です。

ただグロい描写を楽しめ!

不条理な恐怖を楽しめ!

ありえない殺人ゲームを楽しめ!

それに尽きます。

でも見返すともっとグロテスクかと思いきや、そんなに残酷な描写はないんですよね。

全体を包む空気感に飲まれたから、そういった印象が残っていただけみたいです。

ラスト3分の衝撃は何度見ても凄まじい。