最初のうちは全然話が全然みえてこず「?」な気分になる。「え?もしかして今回は期待できる!?」って思っちゃう。けど中盤になっても話の軸がみえてこず、若干イライラしてくる。中間から後半はようやくみえてきた話の軸がしょーもなさすぎてイライラする。クライマックスはイライラを行き越してしんどくなる。

最後までみてようやくストーリーが繋がったから言えるけどさ、これは話の展開が下手。みせ方の順番が下手。なにを撮りたいのかっていうストーリーの軸のみせ方が下手。ちゃんと練られてつくられたのか?っていう疑問を抱いてしまう程ぐちゃぐちゃ。すなわち展開っていうのは音楽と一緒だと思ってて、強弱や素早くなるところや盛り上がりや間奏が必要なわけで。内容というかネタ自体完全に悪いっていってるわけじゃなくって、全然納得は出来ないけどそれなりの仕掛けはちゃんとつくってただけに残念だっていいたいわけ。

3D映画でスマホも連動したみたいだが、これがすべていけないんじゃあないのかと思った。前半から無駄にホラー展開があるんだけど「3D映画だから、スマホ連動だから、ストーリー云々よりまず怖がらせなきゃいけない」っていうのがダメな意味でビシビシと伝わってくる。無駄にストーリーの展開を曇らせてる大きな原因の1つだと思った。地下鉄でスマホみてた人が大量に死ぬシーンがあるんだけど、中には貞子化してる人がいる。精神鑑定の先生も貞子化するんだけど、完全に意味不明。なんの解釈もないのがもう最低極まりない。ホントにデティールが低いとしか言いようがない。