アメリカ版の「リング」です。
ホラー好きな割にジャパニーズ・ホラーでなかなか個人的に好きなのがないというのが現状の私ですが、「リング」は結構好きな映画でした。
たぶん、私が初めて映画館で見た映画は「リング」じゃなかったかなぁと思ったりしてます(もしくは「エヴァンゲリヲン」)。
それから10年くらい経って原作小説を読んで、その面白さ、深さに驚いて、更に好きになりました。
そのハリウッド版ということで、あんまり期待しすぎちゃいけないよなぁと思いながら鑑賞していたのですが、日本版とほぼ同じ構成だったのに驚きました。
セリフとか、カット割りとか、むちゃくちゃ似てます。
要所要所でアメリカっぽくしてはいるけれど、それでも似すぎなくらいですね。
特に前半は丸写しでした。
「呪怨」の無理やり日本と絡める感じよりはマシだけど、それでもこんなに一緒なら作る意味がないのではないかと思ってしまうのは、リメイクの魅力をわかってないのかしら。
日本でいう貞子のポジションが最後までいまいちよく掴めず、日本版は映画を観終わった後に彼女への恐怖感でいっぱいになったのですが、こちらはそういったものは感じられなかったです。
ラストがどうなるかが知っちゃってて、それがそのままだったせいもあるかもしれませんが。
ビデオの呪いという「リング」の基本路線は好きなので、上手くまとまった面白い映画ではあるのですが、日本版のような薄ら寒い恐怖感は感じられなかったので、ちょっと残念です。
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