結局は「悪魔よりも人間の方が怖い」と思う、オカルト映画の金字塔と言えるでしょう。
遥か40もの昔になるが、1976年公開の往年のスター・グレゴリーペック出演のサスペンス恐怖ホラーえいがで、第49回アカデミー作曲賞を受賞した「オーメン」シリーズの原点となった作品です。
6月6日午前6時に生まれ、頭に悪魔のサインである「666」のアザを持つ悪魔の子ダミアンの物語で、物語中で起こる事件を個別に見ていけば、単なる事故で片付けられるようなものですが、これらの事件が重なる時、悪魔の姿が。
ホラーと位置づけられてますが、ショッキングなシーンやグロイシーンは殆ど出てきませんで、どちらかというとサスペンスに重きをおいているようです。
悪魔の子のハーヴィー・スティーヴンスが可愛いけど不気味に怖いのが、ドキドキ感があて良かったです。
物語の中心ではホラーの怖さというよりは、「チョット狂った人間達が1番怖いよな気がします」と思える映画でした。
物語は邦画リングのような謎解きがメインのようです。
因みに、「リング」は撮影技法の一つとも言える「背後に誰かいるのではないか」と思わせるような演出や実は何でもないカットシーンでも何やらゾクゾクするようなカメラ操作など、ホラーの要素的シーンを万遍なく使っていることです。
その合間、合間において悪魔か人間か、どちらの仕業とも思える狂気じみた事件が発生するが、悪魔の精で人が狂っていくのか、イカれた人間どもに囲まれたから狂っていくのか、
登場するキャラもキレた神父や、悪魔の使いか目が点(天)にイッてる保母役の女性、意味不明というか正体不明の黒い犬の出現と、何だか矛盾だらけ何だけど不気味なんです。
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