有名なホラー映画の作品で名作と名高いものだったので見てみたのですが、あまりホラーという感じはしませんでした。
確かに「ブレア・ウィッチ」という魔女伝説を元にしたドキュメンタリー映画を撮影しようとした学生たちが行方不明になるというのはホラー要素ではあるのですが、物語の核心には触れることなく進んでいくため、学生三人の周りで不可解な現象が起こっているのは確かなのにその理由も何も分からぬまま終わってしまったので、消化不良の感が否めず私にはあまりハマらない映画でした。
ブレア・ウィッチ・プロジェクトは学生三人の残したフィルムを森で見つけ、それを再構成して映画化したという設定なので、謎が解けぬまま終わってしまうのは仕方ないのかもしれませんが、魔女の姿すらほぼ出てこなかったので、インパクトに欠ける部分もありました。
ドキュメンタリータッチでホラー映画を撮影するという手法は当時としては目新しいものだったので、それは評価に値すると思うのですが、昨今ではその手法を使ったものも増えてきており、それらと比べるとどうにも弱いという感じがします。
またずっと森の中の映像であり、一応魔女の存在に怯えていたりもしていましたが、そもそも魔女を題材に映画を撮ろうとやってきているので、怯えるというのがおかしいという気もしました。ずっと同じ森の場面なので、段々と飽きてくるし、盛り上がりにも欠ける構成だったので、なぜこれほど有名になったのか首を傾げたくなるほどでした。
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