バイオハザードシリーズの全ての始まりの作品で、主人公のアリスもまだあまり強くなかったので、ゾンビがとても恐ろしいものに見えました。
Tウイルスを注入されて以降のアリスはゾンビ相手に果敢に挑んでいますが、一作目はゾンビと戦うのが初なので、結構苦戦したりビビッたりと弱い部分も描かれており、2以降の作品も見てる私としては今見るとそのアリスの姿に逆に新鮮さを覚えるほどです。
また地下の建物という閉じ込められた空間での話なので、逃げ場のない戦いに見ているこちらはどうなるのだろうかとワクワクして見ることができました。
地下の建物ハイブの統括者とも言えるレッドクイーンが正義ではないというのもまたなかなかに恐怖を誘います。電気系統を司っているのはレッドクイーンなので、レッドクイーンをどうにかしない限りはハイブから脱出するのは無理難題なのです。レッドクイーンの姿が少女の姿というのも不気味さを誘うものとなっています。
しかしながら一作目で最も恐ろしい敵はレッドクイーンではなく、リッカーという突然変異の生物兵器です。他のゾンビたちと違って人間らしい要素を残してないその姿はまさに最後の敵として相応しいもの、一目見て格が違うことが分かるその姿にバイオハザードを初めて見た幼い頃の私はただひたすらに圧倒されたものです。
アリスたちはどうやってこんな化け物に打ち勝つのだろうと固唾を呑んで見守ったものです。全てが終わって安堵した瞬間の謎の人間たちの登場には驚き、こんなところで終わりなのと思ったものです。
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