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ブッシュマンVSキョンシー、VSパンダ キャストの豪華さはまさに無駄といえるほど

『絶滅危惧ビデオ大全』という書籍で存在を知ったブッシュマンシリーズ。なんでも、飛行機から投げ捨てられたコーラの瓶を巡る物語で80年代に大ブームを巻き起こした、らしい。

ブッシュマンシリーズは第5作まで作られているようでこれは一番最後となる第5作目。

キョンシーがアフリカでゾンビと戦う、なんてパイの実を粉末状にして鼻から吸い込んでも思いつかない突飛なアイデアだけど、これがまぁなんとも馬鹿馬鹿しい。

本編にも関わらず解説が入る音声には一度で二度おいしい気分と、なんでもありの闇鍋的ないかがわしさもあるけど、これがバカに拍車をかけてめちゃくちゃ面白い。しかもこの解説のナレーションを務めているのがチャウ・シンチーとン・マンタという後の『少林サッカー』コンビという豪華さ。この2人の解説というより鬱陶しい観客っぷりが本当に板に付いていて、自分も友達と一緒にこの企画をやってみたくなる。これいろいろ公募して一番を競ってみるのも楽しいかもしれない。

そんな解説が入っている(しかもこいつら中国人なのにアフリカの部族の言葉に精通している)時点でバカ映画なのは当たり前のことだけど、肝心の内容もアフリカの原住民と中国の道士の心の交流、という進む道はギャグかスプラッターしか残されていないんだけど、『霊幻道士』の道士役、ラム・チェンインを起用している。『少林サッカー』コンビといいキャストの豪華さはまさに無駄といえるほどでこれは香港版『オーシャンズ11』といえるかもしれない。だけど他の人にこのような勧め方をしても一切責任は負いませんのでご了承ください。