ホラー映画の古典として、ゾンビ映画の礎として、世界的に評価を得ている「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に新しく撮影したシーンを追加、音楽も新録して、「NOTLD」の監督、ジョージ・A・ロメロが全く関わらないまま、ロメロの取り巻きのロクデナシがホラーマニアから金を巻き上げるべく作った商品。
公開された時から、目にする評価は悪評だけだった。
もう、すでに名作としての評価を得ている作品に、余計なものを付け足して、「監督の最初の構想には在ったんだ」とかヌカしても、「それ、いらないから削除したんじゃないの?」と思うだけ。
そして、見終わると疑問は、怒りと失望に変わる。
「やっぱり、いらんかったやないかボケ!」
元々、「NOTLD」に限らず、ロメロの演出は淡々としたまま話が進む。
例えるなら、旨味が濃縮した薄味のスープ。
そこに水をジャブジャブ足して、旨味を消してくれましたよロクデナシ共が!
特にエンディングの追加シーンが、あの衝撃のエンディングを完璧にぶち壊しててダラダラした印象をもたらすので、一番、頭に来た。
流石にDVD化時には気を使ったのか、最終版の一年前に公開されたデジタル修正バージョンと、どちらで見るか選択できるようになっている。
仏様のような人以外は、98年版を見るのが無難だと思う。
以上「最終版」としては、評価出来る部分なんか全く無いけど、このDVDの発売された時期は、以前に出てた「NOTLD」は廃盤でプレミアが付いてたので、発売されて、それなりにありがたく購入した記憶もある。
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