テキサス・チェーンソー(リメイク) 悪い映画じゃない

結論から先に言うと

「悪魔のいけにえ」のリメイクとしては×

映画としては○

ここ数年のリメイクホラーの中では、普通に見られる部類だけど、内容も普通なのが難点。

ストーリーの展開はスッキリと分かりやすく、楽に見られる作品。

レザーフェイス君が皮膚病だから、他人の皮膚を被ってるとか、かなりの範囲をガイキチ一族でカバーしてる描写とか必要だったのか?

異常さの理由を説明すると印象が薄くなる。

旧作は、良くも悪くも理不尽と異常の塊で、好きな人はそこに強烈に惹かれるし、嫌いな人はそれに耐えられずに目を背けてしまう。

でも、どちらにせよ、強い印象を残すのは間違いない。

比べて今作は、正直、印象が薄い。

非常にオーソドックスな作りで際立った個性が無いので、特に印象に残るところが無いからだ。

何だか比較すると、悪口を言ってるみたいになるけど、別に悪い映画じゃない。

時間潰しには向いてるし、テンポも良いから、退屈させないし。

ただ、見たら次の日には内容は忘れてしまう。

旧作のように、何十年も話題になる事は無いだろう(旧作に付随しての話題ならあるかもしれない)

女優はこっちの方が美人。

走ると胸がゆさゆさ揺れるのは大変よろしくて、ケンジ君もニヤニヤしながら見た事でしょう。

でも、何で90年代後半くらいから、白シャツの姉ちゃんのビーチク透けなくなっちゃったんかな?

スプリンクラーと雨に散々打たれてるのに。

シャツが特殊なんかしら?

この映画の舞台は70年代の筈なのに。