ザ・フライ 人からハエに変わっていく様が特に素晴らしい

ワープ装置を開発した科学者が人体実験で、装置に紛れ込んだハエと遺伝子レベルで融合。

身体能力が上がりテンションが上がった科学者は朝まで女とセックスし、女は妊娠。

体に異常をきたした科学者はハエと融合したことに気づく、女に告白。女は中絶したがる。

だいぶ偏ったあらすじになってるような気もするけれども。

科学者が童貞でね。セックスした女が別の男のところに「関係の清算」というか「別れ話をしに行った」だけなのに、嫉妬しちゃって、投槍になって自分で人体実験しちゃう件とか。

妙に好みの「童貞描写」だし。

子供が出来てその子供が人外のものだと気づいた女が、「早くこれを体の外に出したい!」と訴える件とか、出てきたもの蛆虫だったりする夢の件とか。

超、最高!(血迷ってる)フゥー!(血迷っている)

“中絶”というワードが出てくる映画で観すぎて(それがまたいい映画なんだ)、最初は嫌だったけど、何か最近は出てくると「おっ!いい映画!」と5000点ぐらいあげちゃいたくなる「お前、大丈夫か?」状態なんだけど。どうしよう。

あ、勿論、その後にワリと「中絶がいい事なのか、悪いことなのか。行なった女性がどういう気持ちになるのか。どういう状態なら許容されるべきなのか。男性のあり方は!」くらいまで考えるんですよ。そこまで考えて最終的にいつも行き着くのは「ゴムは大切!避妊大切!」ってことなんだよ!

だんだん、遺伝子レベルでハエと合成された科学者が、人からハエに変わっていく様が特に素晴らしい。