ゴースト・シップ 評価に悩む映画

「細いワイヤー状のもので人体が切断される映画」という謎カテゴライズでお勧めされた映画。

激しく出オチのそのシーンは美しさすらある。後半、そのシーンをもう一度やるのだけれども、ハードなロックな音楽にのせた惨殺シーンは「羊たちの沈黙」のクラシックの音楽に合わせて惨殺されるシーンには劣りますが、「惨殺シーンの中で」かなり好きなシーンの部類に入るのではなかろうかと思う。

あと、ゴーストシップにあった缶詰を食べるシーンはホッコリするよね。各所でトラウマを生んでるみたいだけど、僕はそんなことなかった。「イナゴも海老みたいな食感らしいし、もしかしたら美味いかもしれないのかなぁ」と、でもあれが口の中に入ると気持ち悪いね。やっぱり、エイリアンよろしくでお腹からハエが出てくるくらいが…ってそれもう違う映画か。

結構ビビリながら探索シーンとか見てて、本気で殺しにくると思ったらわりとそんなことなくて、拍子抜けだった。あ、でもいつの間にか水死は結構好きだったかなぁ。

でも、他の方々あまり殺され方にスタイリッシュさがなかったのが残念かなぁ。エロに「釣られたクマー」はちょっと醒めたもの。彼はもうチョイ、ギャグに走って愛されキャラにして、実は生きてましたー位のポジションでいてほしかったね。

ホントなんか真面目だし、整合性とれてないんだよ登場人物が、「チームもの」やろうとして、どこにもチームの良さを感じないんだもの。

んで最後のオチが、「サタン様が人間の魂を集めるエサでした〜」でしょ。「ええー」ですよ。