思うんですよ!最後に一人の残ったヒロインのアリスが逃げ惑う中で、今まで殺された人間の死体に遭遇しまくるという展開は明らかにおかしいと!
「ジェバンニが一晩でやってくれました☆」よろしく、壁に張り付け(死体)とか、木の上からこんにちわ(死体)とか、ダイナミックお邪魔します(死体)とか、何?アリスをビビらせる為だけの簡単な仕掛けを作ってるのかね。お前何時そんな時間あったんだ。
「わりと普段から工作は得意なほうなんでね」
みたいな感じなのかもしれない。めちゃくちゃ早く、あのギミックを作ったんだろう。でも、お前の目的それじゃないでしょ?人を驚かせることじゃないでしょ。復讐だから、さっさと殺しなさいよ。あんた、殺しを楽しむタチじゃないでしょ?というツッコミがあるのがちょっと残念。
いやいいんですよ。恐かったから。許す。
一人、一人と死んでいく展開は今では定番となっているけど、殺され方一つ一つが「どうやったら恐ろしいか」を研究されたもので、工夫に溢れていましたから。
特にケビン・ベーコンが殺されるシーンは至高。上の死体に注意を向けておいて、下から殺るなんて…さらにマジシャン顔負けのギミックも楽しませてもらえるし。
逃げ惑うエイドリアン・キング、普段は健全で、ボーイッシュなんだけど、恐怖に脅えてる感じが何か新鮮。ほら、ホラーで殺される女って大概ビッチだから、何か新鮮に感じたんだわ。
「夜が明けた美しい湖畔、昨日の惨劇は嘘のようだ」と思える“静”の演出、観てるコッチもやり終えた感を感じれて最高。
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