助けられる側の人間にさ、見る人が全然感情移入できてないからさ、「権力者の息子」(その他大勢)を助けに行くって目的に見てるこっちがテンションあがらない。
町の問題を解決して、息子改心してみたいなとこまで話があって、僕がチョット息子を好きになってたら「助けようぜ!」ってなってたけど、第一印象最悪で、それを覆すエピソードもなかった彼を助けようとは思わない。
あと主人公の目的に復讐ってのが加算できそうでしたけど、全然そんな描写なかったよね…。最後、「救うもん救ったんだから、もう逃げようぜ」みたいなこといってたし。
あとヒロインとはなんだったのか?
ヒーローが一途に恋する相手で、命を賭しても守るべき存在だろうが!!なんでそのラストを許容してんの?エピローグでへらへらしてんの。
とまぁいろいろツッコミどころが多い作品です。本格的にウエスタンを描きすぎて(とりあえず関係者全部だしとけ!みたいな方向で)宇宙人に割く尺がなくなるという致命的欠陥をやらかした結果、掘り下げるべき人間ドラマすらも中途半端、主人公の因縁も中途半端、という悲しい結果をもたらしてしまいました。
部族と荒野の荒くれ者の件入れるなら、ドラマでやれ!!映画なら削れ!
町の中での抗争を「荒野の用心棒」ベースである程度まで描いてから、宇宙船登場!宇宙人の恐怖描写もっと増やして、残虐描写ふやしたら、楽しい映画ができるんじゃないですかね!
とまぁ突っ込みながら楽しく見れる作品です。
コメントをするには会員登録が必要です