THE DESCENT キング太鼓判映画のひとつ

スティーヴン・キングが大絶賛した映画なんて星の数ほどあるような気もするけれど、なぜだかいつも借りてしまう。

このディセントもそんなキング太鼓判映画のひとつなのであるが、これがなかなか良く出来ておられるのでした。

特に序盤、洞窟入ってあたふたと女性陣が洞窟に潜む危険、即ち、洞窟あるあるに必死に立ち向かっている姿は、なんだかいいもんですなあ、と思える。

それは言うなれば、美人なのに海女、とか、美人なのに議員、みたいな良さであることは否定できない。

美人なのに洞窟、まあ作り手側からしてみれば、美人だから洞窟、ということなのだろうけど。

緊張感のある演出も、洞窟美人も、申し分ないですな、と途中まではそんな風に思っていたのですが、メインイベンターである、まあここでは怪物くんとしておきますが、怪物くんが登場してからは、はて?と、首を傾げる瞬間がやや増え気味だったのでした。

はて?と首を傾げてしまった理由は一つしかなくて、ロードオブザリングのゴラムに似すぎじゃね?ということなんですけど、これがほんっっとに似ていると。

違いといえば「愛しいしとお、愛しいしとおお」って言わないぐらいのもんですよ。洞窟だしね。

こんなに似ちゃうんならむしろミスターフロドとか出して全部ゴラム退治させたら、逆にやばすぎてアドレナリン爆発したかもしれないな、と今突然思いました!

暗さや洞窟の中の狭い環境をとても上手く利用した作品だと思いました。見ていると自分も洞窟の中にいるのではないかと思わせる程のリアルな映像です。