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何故この映画を見ようと思ったかというと、「一見ただのソウのパクリ映画風だけど、実は結構面白い」という感想をどこかで見たような気がするからです。

内容が酷そうであるのは、ソウに似せたパッケージとアルバトロスが絡んでいることで容易に想像できます。

本当に、ソウみたいなパッケージの映画には酷いものばかりと言って過言ではありません!

「ソウ・ゼロ」と「ジグソー・デッドオアアライブ」は、どちらもしばらく失踪したくなるほどつまらない、どうしようもない映画でした。

今気づいたのですが、この映画も「ジグソー」なんですよね。

すでに同じシリーズの別の作品で騙されていたのに。

何度も同じ詐欺に引っかかってしまう被害者(最近は「年金たまご」なんてのもありました)の気持ちが少し分かりました。

冒頭から、「なんかどっかで見た感じ」が強く感じられる作品です。

「ソウ」よりも、「セブン」とか「羊たちの沈黙」に近いですね。

猟奇殺人が起こり、刑事がそれを調査するという流れです。

怪しい人間は、主役の刑事も含めて次々と登場します。

主役の男が、キアヌ・リーブスを引き篭もりにしたような陰鬱な男です。

とにかくパッとしない感じなんですが、性行為のシーンだけはイキイキとしていました。

アイツが犯人?それともコイツ?まさか刑事本人なんて最低のオチじゃないだろうな、と犯人が分かるまでは意外と楽しめます。

割と楽しめますが、迂闊に期待をしてしまうと残念なことになるでしょう。