あるスキャンダルの覚え書き 女というモンスター

なかなか怖いサスペンス映画と聞いて見てみたのですが、最後まで見るとこれは完全にホラー映画ですね。

女というモンスターは、ジェイソンやレザーフェイスよりも恐ろしいといったところでしょう。

厳格なオールドミスの教師と若い美人人妻教師が仲良くなるのですが、この人妻教師がとんでもない淫乱で、生徒の15歳の少年と学校内でワイセツ行為をしているところをオールドミスに見られてしまうのです。

この若い生徒役のガキが本当に不快で気持ち悪いヤツなんですが、性行為のテクがなかなかのものらしく、人妻美人教師はすっかりハマってしまいます。

女性はこういう自信たっぷりで粘着質で軽薄な男が本当に好きなんだな〜と呆れました。

しかし、こいつが元はといえば諸悪の根源なわけで、大概の倫理観溢れるホラー映画だったなら、こんな奴は暴走した機関車トーマスなどに轢かれて体が半分になったりするのですが、この映画では半分になりませんでした。

そこが唯一残念なところです。

前半はなんか嫌な話を淡々と見せられるだけな感じで、このまま見続けるのはキツいな〜と思ったのですが、孤独で気の毒なババァと思ってたオールドミスがとんでもない変態だった!サァ大変!となる後半から俄然面白くなります。

こうなったらヤバい!と思ってた事が次々に起こり、まったく予想できない展開に夢中になりました。

そして、ホラー映画としては定番のラストシーンを見て、やっぱりこれはそういう映画として作られていたんだな、と納得しました。