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13日の金曜日 ジェイソンの命日 見ていてすごく眠くなる

ホッケーマスクのアイツが、若いカップルを惨殺しまくる痛快娯楽映画の第9作目です。
この映画公開当時はホラー映画人気が冷え切っていたため、誰も真面目なホラーを作る気が無かったのでしょうか。「いまだにジェイソンとか言ってる馬鹿達に、もう二度と13金の続編なんか期待しないようにさせてやろうぜ。」と、考えたのかもしれません。

とにかく、この映画は13金シリーズらしくないことのオンパレードです。そのくせ他のホラーのキャラやアイテムを出したり、アイデアを借用したりしているので、怒ったホラーファンも少なくないでしょう。

その割には、映画全般はもっさりとしたテンポで淡々と撮られています。この後の「ジェイソンX」が、この映画以上にふざけているにもかかわらず、ポイントをきっちりと押さえて一気に楽しませてくれることを考えると、どうもこれは監督に問題があるようです。

想像ですが、他のスタッフ達が酒を飲みながら「ジェイソン映画がこうなったら笑える」という話をしている場で、真面目な企画会議とカン違いした監督が頷きながらメモ等を取り、そのまま撮影してしまったのではないでしょうか。

明らかにホラーマニアが喜びそうなネタ場面を、面白くしようともせずに素通りしている感じを受けました。緊迫感も無く、見ていてすごく眠くなるのも困ったものです。

以前友人と見たときも途中で寝てしまい、冒頭と性交中の女性が肩からパックリ割れてしまう場面(ここは名シーン)しか憶えていませんでした。今回はなんとか寝ませんでしたが、厳しかったです。