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スポーツキル 地獄の殺戮ショー デブの主催する人殺しショー

「百貫デブの主催する人殺しショーへようこそ!」
特にこれ以上、この映画を説明するような言葉は見当たりません。
ショーの司会を務める百貫デブは常にノリノリです!客も5~6人しかいないというのに、まるで人気クイズ番組の司会者にでもなったかのようです。

深夜ラジオと美少女コミックしか拠り所のなかった学生時代の鬱憤でも晴らしているのでしょうか。

彼の仲間は、パーマン(頭がパーという意味)と無口な覆面男です。パーマンはエロ本でも与えておけばなんでも言うことは聞くだろうし、覆面男は多分親戚(前科あり)でしょう。

覆面男は刀で刺されても平気な、とにかく頑丈な方です。世の中には体が丈夫なだけで、頭も心もカラッポな人がいますが(照英など)、人殺しなどせずに筋肉番付に出ていればお茶の間の人気者になったかもしれません。

そんな彼等が、恐怖の秘密組織の全容というわけです。この映画にこれ以上何かを求める意味が無いことは明白です。

ただ、意外に最後まで(それほど)飽きずに見ることはできました。もっと金が掛かっている映画で、眠くなるものも沢山あることを考えると、そう悪くはないのかもしれません。お金を与えたら面白い映画を撮る可能性が、3%くらいはあるでしょう。

展開もわりと意外で、見ている人の期待を完全にスカすあたり、カンヌ映画祭あたりを意識でもしてるんでしょうか。そういうのはもっとちゃんと作ってからやるべきだと思うんですが。これじゃあ感想を「糞!」と一言しか書かれなくても、フォローできませんよ!