ルーシー・リューさん主演のバンパイア・ホラーです。
一度死んだ女性がバンパイアとなって復活!自分を殺したバンパイアを殺してまわるという内容です。
バンパイアになるのですから、自在に空を滑空し、強靭な肉体と敏捷性でありえないアクションを見せてくれるのかと思いきや、しょぼいボーガン持ってウロウロするだけです。そんなボーガンじゃ、せいぜい鴨を串刺しにするくらいしかできないだろうと思っていると、敵のバンパイアはあっけなく死んでしまいます。
「ブレイド」の鈴木雅之似の黒人バンパイアはもっと派手な事をして楽しませてくれたものですが…。まあ低予算なんで仕方ないでしょう。
バンパイアですから、当然血が欲しくなります。この映画の特徴的な所は、主人公でもちゃんと罪の無い人を殺して血を啜るところです。「怪物くん」のドラキュラみたいにトマトジュースで済ますとはいかないでしょうからね。
とにかくリューさんを魅力的に、という意図は伝わってきます。確かにカッコよいシーンは多いし、オイロケシーンも抜かりはありません。「イーオン・フラックス」や「ウルトラ・バイオレット」のように、主演女優のファンなら文句無く楽しめる作品でしょう。
吸血鬼映画として重要な要素の1つであるエロスに関しては、それなりに良かったんじゃないでしょうか。最近のバンパイアホラーでは無視されがちですからね。派手な映画にできないなら、もっとエロティックで悲しいストーリーにすれば、ずっと良くなったかもしれません。
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