一般公募して選ばれた脚本を元に、大物役者(マットとベン)がプロデュースし新人監督が作り上げた、B級モンスターホラーです。
数ある脚本の中から選ばれたのですからどれだけ優れたものなのかと思うと、これがストーリーはあって無いようなもので、一軒の酒場に集まった人々が化け物に襲われて順番に死んでいくというだけです。
つまり、脚本と言ってもただ登場人物の死ぬ順番を決めただけのようなものです。
出てくる化け物は、スパイダーマンのヴェノムが死んで腐ったかのような汚いシロモノで、不快度MAX魅力はゼロです。しかも化け物同士で性行為したり生殖器がチョン切れたりゲロを吐いたりします。
対する人間達も、セクシー美女も居たりはしますが、大半は薄汚い社会不適応者ばかり。しかも性行為をしたりウジを被ったりゲロを吐いたりします。
スタッフ(監督やマットやベン)は子供のようにおおはしゃぎして作ったのかもしれませんが、F層はドン引き&徹底的な抗議デモに出発!となりそうです。
映画の展開も単調、というか「化け物がいるシーン」「いないシーン」の2つが交互にやって来るだけです。そのたびに登場人物の何人かが汚らしい死体となって退場するわけです。
しかし、後半以降の攻防はなかなか見応えがありました。特に、追い詰められた人間達が裏切ったりうっかり殺しあってしまったりする展開は意外で面白かったです。エンディングも変に奇を衒ったりせず良かったと思います。
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