僕はサンタクロースの存在を信じた時期が1秒もありません。もともと架空の存在として知った(教えてもらったという記憶も無い)ためです。
クリスマスに親からプレゼントをもらったこともありません。1度親戚の家に泊まった時に、親戚が気を利かせて枕元にプレゼントを置いてくれたことがあったのですが、親から「(親戚に)お礼を言いなさい」と言われ、親戚の人も困っていました。
そのため、僕はサンタというものが少々胡散臭く感じていました。だいたいあの赤い服装です。赤とは基本的に「注意セヨ!」という意味合いが強いものです。
さらにあの赤色が「もともとは赤くなかった」と考えると、さらに恐ろしい存在となります。赤い液体を大量に浴びたため、結果的にあんな色になったとなれば…!
僕のようなひねくれ者が何人か集まり、上記のような妄想を酒でも飲みながら話して盛り上がったことがきっかけで、恐らくこの映画の制作が決まったのでしょう。プレゼント型の爆弾や、人を食うトナカイ、暖炉をブチ破って登場するサンタ等、他人の発想とは思えません。
ホラーというよりブラックなコメディーですね。
残念なのは、後半に勢いが失速するのと、もっと無茶苦茶やればいいのにこじんまりと終わってしまったことです。もっと面白くできたのに、惜しいですね。
贅沢なクリスマスプレゼントをねだる子供に困っている親御さん達は、この映画を子供に見せて「コウナリタイノカ」とでも言っておけば、黙らせることができるんじゃないでしょうか。是非1度試して欲しいものです。
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