アルバトロスから発売され、レンタル店のホラーコーナーに毒々しいパッケージを並べている作品というのは数多くありますが、これもその1つです。
アルバトロスのやっていることは、他の会社が見放したどうしようもない映画に、扇情的なタイトルとコピーを付けて売るというものです。
世間では「エコ」が大事だと言われていますが、普通であれば「ゴミ」として捨てられてしまうような映画を軽快なペースで紹介し続けるアルバトロスは、その先駆けとも言えるでしょう。
そんな暖かい、大きな気持ちを用意しても、30分程度で「ちょっとは自重しろよ」という気持ちにさせられるのがアルバトロス作品の常なのですが、この作品に関しては意外に最後まで楽しむ事が出来ました。
この映画を説明すると、「頭のおかしい男達がダッチワイフを奪い合う」という、この世の終わりのような内容です。
出てくるのは、日本でならどんな凶悪犯罪を犯したとしても一瞬で無罪になるような、気のフレまくった野郎達と、ほとんどすっぱだかの女の人だけです。
やたらと意味も無く回想シーンばかり入るのがうるさいですが、バカとオッパイは長時間見ても割と飽きないようですね。退屈はしません。
オッパイ要員はたった1人ですが、バカはいくらでも居るのでしょう、テンポ良く死んで「次のバカ登場!」となるのが良いのかもしれません。
アルバトロスのホラー映画やゾンビ映画に興味を持つ方は、必須とされる「おおらかで優しい眼差し」をお持ちでしょうから、この映画のレベルなら十分楽しめると思います。
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