かなり監督自身の好みが反映された、自分にとって完璧な映画なのかもしれません。
この監督と趣味がバッチリ合う人にとっては、最高に楽しい映画だと思います。
しかし、そうでもない人にとっては、色々気になる部分が多いです。
大体、よく意味が分かりません。
魔女はいったい何をしたかったのか、最後までよく分からなかったし・・・。
まあ、この辺はダリオ好きだからあえてやったのかもしれません。
主役の少女も、あんまり少女という感じがしません。
どちらかというと、ライフルで敵を皆殺し、火炎放射器でエイリアン全焼、片手腕立て伏せ連続100回などが似合いそうです。
主人公を苛める少女の方が普通に美少女でした。
この美少女を、主人公はブン殴って鼻血を出させます・・・。
もしかしたら、美少女虐待系ホラーのパロディのつもりなのかもしれませんが。
基本は非常に古典的(というかダリオ的)な設定と描写を丁寧になぞりながら、クライマックスでは派手なCGを用意して違うテイストで盛り上げます。
ダリオ好きなんだけど、いつも終盤が呆気ないんだよな〜と思う監督が、じゃあオレがやってみよう!という感じで作ったのかもしれません。
確かに楽しめる部分も多いし、ダリオ作品よりも万人向けにはなっていると思いますが、もうちょっと分かりやすい説明があると良かった気がします。
そもそも魔女とか、何言ってんの?というような人には向いてないと思います。
個人的にはそれなりに楽しめました。
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