実話をもとにしたホラー映画です。
主演の内山理名はいいですね!独特のエロチックな顔は、ずっと見ていても飽きません。演技も良いですし、怪人平田満が拘るのも頷けます。
そう、何と言っても平田満です。変態映画には欠かせない彼!冒頭で永遠の愛などについて語ったりしますが、平田満の愛の対象って、死体とか昆虫っぽいですからね!それだけで恐ろしいわけです。
ストーリーを簡単に話すと、子持ちの内山理名に変態画家平田満が、生きていようが死んでいようがお構いなくストーキングを繰り返すといったものです。そして邪魔する奴は皆殺しです!
この映画の見所の一つは、男闘呼組が万力で大変な目に遭うところでしょう。ここは痛いシーンです。監督は男闘呼組の一人芝居に爆笑していたようですが。
そしてもう一つは、狂人平田満がボイスレコーダーで残していたカセット再生シーンです。音だけでとんでもないものを想像させる所はうまいですね。
コメンタリーでは、実はこれは現実にあった出来事を参考にしていたことを明かしています。
一家心中を図って生き残ってしまった音楽プロデューサーが、自殺する様を実況中継し、テープに残していたと言うのです!これは怖いですね!このテープ、聴いている方がおかしくなってしまって、とても最後まで聴けないそうです…。
テープ再生の後、幽霊平田満が登場してクライマックス…かと思いきや、まだまだ話は続きます。
個人的にはこの辺でスパッと終わってしまった方が良かった気がします。この後は平田満が怪獣みたいになってしまい、コントっぽく感じてしまいました。
コメントをするには会員登録が必要です