キャビン・フィーバー2 すごく楽しんで見てしまいました

前作もかなりのB級テイスト溢れる内容でしたが、この続編に比べたら随分高尚な内容に感じてしまいます。

監督はイーライから別の人になってますが、この人はとにかく本当に下品で下らないことだけが、好きで好きで堪らないようです。

ゲロ、小便、交通事故、ストリップ・・・。

これが彼の考えた「面白い映画に必要な要素」なんでしょうか。

ストーリーは前作から完全に続いていて、感染するとゲーゲー血を吐いて死んでしまうウイルスが、ミネラルウォーターなどに混ざったりしてどんどん広がってしまうという内容なんですが、2では舞台が高校のプロム・パーティーというホラーのお約束的な場所になっています。

ダメっぽい主人公に憧れの女の子(演じるのは微妙な顔の女性)、バカな友人に恋敵のイケメンと、設定もベタな感じです。

前作が好きだった人なら、なんでこんな普通のホラーにしちゃったんだ!と怒るのも頷けます。

この映画を好きだと言い辛いのは、この映画を褒める事に何の利点も無いからです。

まあ、こんな映画は普通見ている人はほとんど居ないと思いますので、「どんな映画?」と聞かれたら「凶悪なウイルスが人々に感染していく様を描いたスリラーさ」と説明(嘘はない)すれば良いのですが、万が一内容を知っている人だった場合、完全に「悪趣味」「変態」「救えない馬鹿クン」という印象を瞬時にインセプションされてしまうでしょう。

例えその人がホラー好きな人だとしても、です。

ただ個人的にはこの映画、すごく楽しんで見てしまいました・・・。

何が良かったのか、冷静に考えても答えは全く見つかりません。