サイレントヒル 残酷だけど萌え要素あり!?の女性たち

ゲームがベースとなっている作品だそうです。サイレントヒルという隔離された地域が舞台です。そこでは過去におぞましい秘密と惨劇があり、いまだに何か不気味な現象がくすぶり続けています。そんなサイレントヒルに迷い込んだ娘を探しに来た母が、サイレントヒルのありえない化け物たちと対決するストーリー。

主人公は母親ですがこのお母さんの頑張りが涙ぐましい。何が起こっても娘を探すんだっていう闘志だけで、ゾンビや狂信者たちと対峙していっちゃうから凄いです。もっと凄いのが婦人警官さんで、女なのにメチャクチャかっこいい! 最後まで観たのは彼女がじつはあまりにかっこいいからでした。いかにもアメリカ的な融通きかない警官像が、しだいに母親を守ってあげたいみたいなヒーローっぽい流れに転じていきます。ゾンビ等の暴力・殺害シーンがけっこうエゲツナイ表現の中、唯一光っている点が二人の人間関係でしょうか。他にも重要人物でてきますが、若干「ありがち」というか「後だしジャンケン」的印象があって・・・でも異空間で化け物しかいないのかと思ったら続々と普通の人間が出てきてホッとはしましたが。

あと、登場するゾンビのビジュアルが新鮮でした。傷つけられたら液体が飛び出して、服についたらジューっとなるところあたりは某エイリアン映画のパクリっぽくてウケました。観た事無いって喜んでるうちにあっさりやられちゃって残念でした。もっと掘り下げて欲しいくらい、もったいないキャラでした。

肝心の娘はなんだかややこしい素性で、よくよく観てないと途中でワケがわからなくなりそうでした。終盤はスプラッター映画みたいになってました。お父さんももっと頑張って欲しかったです。全体的には萌え要素もあり、飽きの来ない凄惨シーンもありなのでまあまあだったと思います。続編に期待しています。