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ペットセメタリ— 映画館で見るもんじゃないです

私が中学か高校の頃の夏休み。

友達数人と映画を見に行こう、という話になり、特にこれと決めて行かずに行き当たりばったりで決めた映画がこれでした。

他に見たい映画も無く、上映開始時間が最も近かったこともあり、ペットセメタリ—を見る事に。

映画館はめちゃくちゃ空いていました。

原作がスティーブン・キングという事は知っていました。

ミステリーやホラーがもともと好きな私は、友達が嫌がるのを無視してチケットを人数分購入。

館内が空いているせいもあり、異常に冷房が効いていました。

その内容は、かわいい息子を事故で亡くした親が、死んでしまった動物を埋めると生き返るという言い伝えをきき、ペットの墓地に息子の亡骸を埋めに行き…凶暴になって甦った息子に他の家族が襲われて…

っていう感じ。

映画の上映が終わって席から立ち上がる頃、皆一様にどんよりした表情で、心も体も冷え切ってしまいました。

かなり後味悪かったです。

あれは家でDVDを借りて見た方が良かった。

ストーリー的には非常にシンプルで、それ程怖い話ではないはずなのに。

巨大なスクリーンで、暗い内容の映画にびくっとなるような大音響の効果音。

嫌がらせに近いですね。気分を悪くする相乗効果を生みます。

チェーンソーを持って被害者をずたずたに切り裂く殺人鬼、ジェーソンの登場する13日の金曜日とか、夢の中に現れては鋼の爪で人を切り裂くフレディの登場するエルム街の悪夢とか、昔から好きな私ですが、すべてテレビで見ていました。

やっぱりホラーは家で見るのが一番いい。