『クリスマス・テイル』
知名度はそれほど高くありませんが、とても見応えのある映画です。
B級映画なのかな??と、思って見始めましたが、良い意味で期待を裏切ってくれました。
ストーリーは、とある街の古井戸にサンタクロースの恰好をした女性が落ちてしまいます。
彼女は足に怪我を負い、自力で井戸から出られないのです。
それを発見したのが近所の子供たちです。
彼女が最近起こった銀行強盗の犯人と気づいた子供たちは、彼女を井戸から出さないことを決め、大人には見つからないようにします。
やがて、彼女は衰弱していき・・・死んでしまうのです。
そして、ここからが、この映画の面白さ。
子供たちは、彼女が死ぬ前に、面白半分で彼女にゾンビになるおまじないをしていたのです。
そんな彼女が死んでから、古井戸から彼女の姿が消え・・・子供たちは不安になり・・・彼女の復讐が始まるのです。
若干、一般的なゾンビのイメージとは違いますが、子供たちの陰湿な『恐ろしさ』が、とても強烈なインパクトがある映画です。
ホラー好きもそうですが、普通のホラーに見飽きた方にもおススメしたい一作ですね。
最近は俊足なゾンビ達が多いようですが、こちらはゆっくり、ゆっくりと近づいてくるサンタクロースが、不気味さを放っており、アクションなどを期待している方にはそぐわない作品かもしれません。
ストーリーが面白いのでお話し重視でも見れるし、グロテスクな場面も少ないので、ホラーが苦手な方でも見て頂けると思います。
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