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キャビン・フィーバー~ペイシェント・ゼロ~ 回を重ねるごとに駄作になる典型

カリブ海に浮かぶ無人島へバカンスに訪れた4人の若者たち。最高のダイビングスポットだと思っていたその海に潜ると,そこには,肉や骨が剥き出しになった魚の死体だけが沈んでいた。不審に思いながらもキャンプ生活を続けている彼らだったが,仲間の女性が,突然,皮膚にできた赤い斑点に気づく。最初は日焼け程度に思っていたが,やがてその斑点は全身に広がり,肉を溶かし,ついには彼女の口から,滝のような勢いで血の嘔吐が噴射され,仲間たちに浴びせかけられるのだった…。

-感想-

ホステルで有名なイーライ・ロス監督の傑作「キャビン・フィーバー」の3作目ですが,時間軸は第一作の前日譚となっています。

                                                                                                                                                                                                                                                            監督もカーレ・アンドリュースに代わっています。



                                                                                                                                                                                                                                                            最初の話の展開は若者のばか騒ぎと昔の恋人の色恋から始まって先が気になってくる話のつくりにはなっています。そして,ウイルスに感染していく過程までは楽しめましたが,ウイルスに感染した後の展開はシリアス路線で見ると最悪です。

                                                                                                                                                                                                                                                            ただ,寒いギャグにしか見えない。



                                                                                                                                                                                                                                                            女の口から滝のような勢いで血の嘔吐を浴びせるシーンはセックス中で,男が血まみれの顔を見せたときは思わず笑いました。また,感染者が銃を向けて殺そうとするのですが,発砲した途端腕が腐っていたのでそのままもげるというシーンがあったのですが,正直コメディかと思いました。



                                                                                                                                                                                                                                                            感染者の女同士が戦うキャットファイトも同様にギャグにしか見えませんでした。



                                                                                                                                                                                                                                                            原作のよさである,訳も分からない理由でまわりが死ぬ中で,

自分も死ぬかもしれないという中で見せる生への執着が感じられませんでした。

                                                                                                                                                                                                                                                            ホラーとして人にお勧めできる作品ではありません。

                                                                                                                                                                                                                                                            期待してみると損をします。