バイオレンス・レイク 人生において大切なことを教えてくれます

決して鑑賞後の後味のいい作品ではないのですが、タイトルでも書いたように人生における大きな示唆を与えてくれる作品ではありましょう。それはズバリ「ややこしいやつには関わるな!」です。

ホラー映画ではひどい目にあう人は13日の金曜日のように湖にウカレポンチでやってきた若者がキャッキャやってる連中というのがスタンダードなのですが、こちらはもう初手からキャッキャする暇もなくイヤーな雰囲気です。

休暇にわざわざ車で彼の要望でやってきた「エデン」という名の湖。その名のとおりとても素晴らしい・・・ですかね。向こうの人の感覚とはちょっと違うのかもしれません。たちの悪そうなゴロツキみたいな少年たちもいるし、とても意固地になって居座るほどのところとも思えません。

決して人間離れしたモンスターが出てくるわけではないものの、人間の理性のないむきだしの悪意みたいなものが感じられて、非常にいやぁな気分になる作品です。でもそもそも変なやつらに絡んでしまったのが悪いと思うんです。自分が筋を通していたとしても、そんなものは無法な人間には意味がないわけで、かわいそうながらも自業自得ではあります。

本当に大事な人を守りたいなら、セガールやスタローンでない限り蛮勇を見せるべきではありません。ややこしいやつがいたらさっさと距離を置くことです。私はこれを人生を生き抜くよき教訓としてこの作品で学ばせてもらいました。

そんなわけで鬱エンドのお好みな方にもおすすめです。