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呪怨 -終わりの始まり- 恐怖に怯える佐々木希がかわいいだけの映画…?

ネタバレ含みます。

呪怨シリーズといえば、俊雄くん!というイメージが定着しつつありますが、今回は明らかに俊雄くんを前面に押し出し過ぎてる印象がありました。また、呪怨シリーズは元々他のJホラーと比べ、霊の直接的な登場シーンが多い映画ではありますが、今作は大げさな音と霊アップでのビックリシーンが多すぎです。

ギャグとホラーは紙一重という言葉がありますが、ラストの首折れ登場シーンに至ってはもう、笑いがこぼれてしまいました。

ストーリーも続編ではなく劇場版1作目のリメイクといった感じで、1作目が良かっただけに、改悪でしかありません。中でも、女子高生グループが呪いの家に巻き込まれる話に関しては、キャスト・演出の両方に関して過去作の方が明らかに良かったです。近作のトリンドルちゃんは確かに可愛いのですが、可愛すぎてどこにでもいる女子高生には見えないです。ハーフ顔なので、作品の雰囲気とも合っていない気がします。これはキャスティングミスですね。

ですが、主役の佐々木希ちゃんが美しくて、恐怖に怯える様子が非常に良かったです!教師の設定ということもあり、地味な服装と黒髪で演じていますが、それがまた素晴らしい。彼女の存在だけでこの映画は見る価値があります。

リメイクにしては酷いストーリーに、かつての陰鬱とした雰囲気が感じられなくて、明るく綺麗な呪いの家が舞台となっていたりとシリーズのファンからは評判の良くない作品ですが、佐々木希ファンやホラー初心者の方にはおすすめできます。