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バイオハザードV シリーズモノの無残な結末

映画の作品をシリーズ化を行ってしまう理由を色々考えたが、どう見ても“一発目がこれだけウケたんだから次も”“二発目も...”と、ビジネス的思惑しか見えてこないのだが、そうは思いつつも一度見てしまうとズルズルと見てしまい、「あー駄作だー!」と文句をいいつつ、その呪縛から抜けられない苦しみにもがく(笑)

さすがに映画技術の最先端を行くハリウッドの、技術の粋を集めた画像だけあって、もう使い古された「ゾンビが突然ワァッ!と飛び出してきて皆を脅かすシーン」が、うまく構成され、分かっているはずなのにドキッとさせられる作りになっているのは見事(3Dで見たからかもしれないが...)

でも、ストーリーはすでに「バイオハザード」というタイトルとは無関係、やるかやられるかの勝負だけになってしまっている。もともと海外の作品で、「RESIDENT EVIL」という原題があるのだから、せめてそっちの方を使ったほうが、内容も納得してもらえるだろうに。それは置いておいてもすでに前作、前々作よりストーリーが破綻しているだけに、今回もそういう部分での出来は、ファンには申し訳ないが期待できない。結局、始めにも書いた一作目、二作目という二番煎じの当たりに期待するだけで、質は下がっても致し方ないくらいのポリシーなのだろう。その分、見た目のインパクトでストーリーの繋がりより映像のインパクトに力を注いだというところだろう。シリーズモノの無残な結末をまざまざと見せ付けられている気がする。