個人的には微妙でしたね、全然怖くないです。
怖さよりももっと人間の精神的な部分を描きたかったのかもしれませんが、そこも別に描けてるように思いませんでした。
親が自分の子供の姿をした怪物を立ち向かわないといけない悲しさみたいな事も、もう散々やり尽くされているし今更観ても微妙でした。
スティーブン・キングの”ペット・セメタリー”に似ている部分があるんですけど遥かにあっちの方が感情を動かされますね。
子供に会いたいがあまり凶暴化する事を知っていながら我が子を生き返らせてしまう、あっちはなんか葛藤やら親の無念さみたいなものを凄く感じるんですけど、こっちは親が帰って来た子供を完全に怖がってしまっているんですよね。
帰ってくる事は不本意ですが、怪物と知っていても見た目は我が子で30年ぶりに見るわけでしょう、絶対なんかもっと違う感情があると思うんですよね、母親の方はなんか子供に抱きついていって良い線いってるように感じたのですが、怖がっていて許しを請うという理由で抱きついていったように見えるんですよ、現にはさみで殺そうとしましたしね。
あとさすがに怪物の設定が曖昧すぎませんか、別に全てを説明する必要はないとは思いますが、カッコーを引き合いに出すのなら、別にかつての自分の家に執着する必要がないように思うんですよ。
違う親の巣に平気でふんぞり返るのがカッコーなんでしょう?じゃあ執着する必要ないでしょう、なんかもの悲しさを出す為の演出にしか感じなくて逆効果でした。
コメントをするには会員登録が必要です