かなり緊張感のある作品だと思います。
ホラー映画として面白い。
POV(point of view)とか言って新しい言葉作っていますが、何の事はなく「ブレアウィッチ」からヒントを得た撮り方なのですが、部屋の明るさや距離の遠さでそこに居るのか居ないのかよくわからないゾンビの撮り方のセンスの良さに脱帽でした。
印象に残ったのは、カメラマンがあまりの驚きに対象物からカメラを外してしまう(必然的に客は対象物を遮られてしまう)あたりはリアルかつ巧妙な映画的演出になっていました。
太った老女のゾンビ、ゾンビが手すりに繋がれていたり、アジア人(日本人?)のゾンビ、いちいち設定が嫌らしいぐらい緊張感を掻き立ててくれました。
ただ一つだけ頂けなかったのが、鍵を手に入れドアを開けようとする主人公の後ろにゾンビが猛ダッシュで迫ってくるシーンがあるのですが、鍵が20個ぐらいあるにもかかわらず一発で鍵を当てていました。それだったら最初から鍵を一つにしたほうがよかったように思います。ここは嘘くさすぎました。
後予告編見せすぎ。予告編観ていなかったら衝撃で満点ついけたかもしれませんでした、残念です。
ラスト10分ぐらいはこれでもかとラストスパートをかけてきます、正直ハラハラしました。
この作品を見ていて、登場人物に助かって欲しいと神や天に祈ってしまうのですが。そうした思い空しく、惨殺されていく展開がゾンビ作品ではない宗教的な悪魔問題に多い作品であるからかもしれません。
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