多分、1,2とつなげて見ないと単なる”痛そうな”映画くらいにしか見えない、連荘で見ることで「ああそうか」という風に見えるつながりで作っているようだ。とは言いつつ、見えてくるものといえば人材登録エージェントの一部内情、そしてその顧客の様子くらいだが。どうしても単なる娯楽としてみる分には、よっぽどこの手のスプラッターオタクでないと受け入れられない気もするのだが。
ただ、こうして近年、このようなスプラッター映画が増えたことについては、時代の流れを感じる。例えばこれほどの映画が1980年代、90年代と同様のホラー映画ブームの中で大衆の中に受け入れられただろうか?そこではかつてホラー映画で重要とされた、超常現象や未確認宇宙生物のような存在はストーリーには出てこない。”もしかしたら存在するかもしれない”犯罪組織によるカルトな風景のドラマである。”人を殺す”という屈折した趣味、価値観、それと人を扱うビジネス。そこには現代社会に存在する特徴からの流れとして出来上がったストーリーとして捉えることも出来るだろう。このような流れをよしとするか悪しきものと考えるかは別として、ある意味時の流れに即した作品の一つとは考えられるかもしれない。
同じ作品から何らかのものを感じる人もいるとすれば、その作品はそれらの人の為に作られたのだ、理解できない人間があれこれ言っても仕方が無いのだ。おそらくこの映画に関して、私は理解できない人間だ。
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