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ゴースト・シップ 音楽は良いです

廃船に乗り込んだ登場人物たちが怪奇現象に襲われるというホラー映画ならではのドキドキ感と、船に何が起こったのかという謎解きがこの物語の2大要素。船のセットも雰囲気が出ていて、中盤くらいまでは結構楽しく観れたんだけど、血のプールが出てきたあたりから嫌な予感がし始めてきて、ラストでそれは的中する。

もう突っ込み所満載。というか突っ込んだら負け。え?何?何コレ?何の意味があるの?何をこれで表現しようとしてるのあなた方?面白い面白くない以前に画面の前でポカーン。もう脚本家が途中で仕事を投げたとしか思えない。こんな意味不明な設定持ち出してこないで、ホラーならホラーらしく謎のままで終わらせるか、百歩譲ってこの真相でいくとしても、もうちょっと上手いやり方があっただろうに…

それと、船の内部のセットが素晴らしい出来なのに反して、最期のシーンのCGがいささかしょぼい。ま、そこまで予算なかっただろうし、頑張ってるほうだろうから仕方ないか。

なにげに「エンド・オブ・デイズ」のガブリエル・バーンが出ている。はっきり言ってバーンの無駄遣い。ちょっとこの扱いはひどい。船長、あんたも仕事選べよ。メイキング映像で「役に感情移入した」とか言ってたけど絶対嘘だな。

あと、少女の幽霊いくらなんでも喋りすぎです。どう見ても人間にしか見えません。ま、可愛かったから許すけど。

音楽は良いです。特にエンディングで流れる曲はむちゃくちゃかっこいい。サントラには入ってないらしいのでちょっと残念。