前作から1年、相変わらずカギ爪男の影に怯える生活を送っていたジュリー(ジェニファー・ラヴ・ヒューイット)。ある日彼女はルームメイトたちと共に南の島にバカンス旅行へ出かけるが、島は嵐の直撃を受けて無線は不通、さらにホテルの従業員も怪しい人間ばかり。そんな状況の中で再び凄惨な連続殺人が起き…という内容。
おバカ青春ホラー第二弾。
前作より登場人物を増やしたり、殺し方を凝らせているあたり正統派の続編といえよう。
何度もチャンスがありながらなんで殺人鬼は主人公を殺さないのか、どうして主人公と無関係なホテルの人間を殺しまくるのか、だいたいなんで南の島にまで来て襲う必要があるのか、等々、例によって突っ込み所満載なのはこの手のホラーのお約束なので許そう。夏の夜にでもみんなで集まってキャーキャー言いながら深く考えずに視聴するのをお勧めする。
脚本も相変わらず適当っぽさが漂うが、いろんな趣向を凝らしているぶん前作よりはボリューム感があり楽しめた。
特に舞台を嵐の島というクローズド・サークルの設定にしたのは上手いと思う。どこか不気味なホテルの雰囲気も相まって、緊迫感を増大させることに成功している。しかしホテルの従業員いくらなんでも接客態度悪すぎだろー。
ネタばらしも激しくご都合主義の感が否めないが、謎もクソもなかった前作よりははるかにマシ。ただ前作同様ラストシーンは頂けないですな。怖がらせたいのか笑わせたいのかどっちやねん。
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