チャイルド・プレイ しばらく人形が怖かった・・・

2013年までにシリーズで5作まで作られてはいますが、一番最初の作品は1988年の製作です。かなり前になってしまいましたね。だいぶ前に初めてみたとき、私はまだ子供だったので、気味悪くてしばらくの間、人形が怖くなってしまいました・・。

最初はかわいい人形として登場したグッド・ガイ人形でしたが、じつは殺人鬼の魂が乗り移った呪われたおもちゃだったのです。生身の人間に乗り移るため、標的としたアンディという少年を狙いつづける、というアイデアは単純ですが、面白いとは思います。わかりやすい発想ですね。

この映画を見ていてぎょっとしたのが、しつこくしつこく襲ってくるチャッキーという人形の執念ですね。ホラー映画なので当然ですが、いきなり襲ってきてびっくりさせる手法がなかなか凝っています。残酷な殺し方をするんですが、それが人間ではなく人形がやっている、という点が奇妙さ、奇怪さを出しています。殺人鬼としての本性をむきだしにしたときの人形の表情といったら、えげつない変貌ぶりです。殺意ぎらぎらの目、眉間に深く寄ったシワ、ふてぶてしい面構え、いまほどCGなどなかったころの映像でよく凶暴さを出していたな、と思います。

チャッキーが火で焼かれても銃で撃たれてもしつこく迫ってくるあたり、かなり気持ち悪いです・・・。このあたりのグロさはなかなかのもんです。

人形というアイテムの使いかたやアイデア、人形の表情や動きなどの映像としての表現などを考えたらけっこうよく出来ています。