"四谷怪談や番町皿屋敷などと並ぶ、日本の古典的な怪談です。
このお話は、お金を借りた主人公がお金を返すのを嫌になり、ええい〜!面倒だ殺してしまえと。
まるっきりの自己中でお金を貸してくれた相手を殺してしまう、正に現代にも相通ずるものがある身近な話題と言えますし、物語としてはどこにでもある様なお話ですが、その殺された確か坊主だと思いましたが、その人が化けて主人公の目の前に出て来て、悩まし翻弄する所が結構恐いです。
日本の怪談の正統派で、じわじわとオドロオドロシイ感じの恐さが醍醐味です。
作品の一番初めのものは、1937年(昭和12年)製作・公開、小倉八郎監督による日本の長篇劇映画、サイレント映画、時代劇です。
なので、余り知る方は居ないと思いますが、私は子どもの頃から映画館で二回と、テレビやビデオで二回位観ていると思います。
昔はお盆の頃になりますと、恐い映画をテレビでやっていましたが、この作品も放映された事があります。
最後に坊主=お坊さんが累ヶ淵の沼の様な所から、出て来る所がクライマックスですが、子どもながら恐くて恐くていましたが、あの場面を今でも思い出すと歳を重ねても、恐いものはコワいなあと思います。
これが本当の名作であり、恐い映画の中の映画だと思います。
この映画、また誰かが手掛けて焼きなおしてやってもらえたらと思います。
これを観て思うのは、悪い事はできないしこんな事をしてはいけないと、何となく道徳めいてしまうのは何故でしょうか?"
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