エスター 最後まで不気味な映画で、目が離せません

エスターという名前の女の子の話しですが、9歳なのでまだまだ子供ですが、妙に悪知恵が働きます。

両親が焼死し、孤児院に預けれていた女の子を養子としいて夫婦が迎えいれます。

すでに2人の子供がいるのですが、3人目が死産となり、悲しみを埋めるためです。このあたりではエスターは頭の良いところをアピールし、夫婦を魅了します。子供は兄と妹がいますが、妹は聴覚に障害があります。最初にこの妹がエスターのことを疑います。子供は独特の感性があり、自分たちと違うことにきずくのだと感心した。女の子はこういうところが男の子と違います。しかし2人ともまだ小学生なので、なぜかエスターのいうことに逆らえません。このあたりから、不気味な雰囲気がただよってきます。

孤児院のシスターが家にやってきますが、事故を起こさせ、金づちを頭に振り下ろします。とても9歳の女の子がする行動ではありません。

この辺でやっと母親がエスターの異常に気が付きます。ちょっと遅すぎないかというところです。

相変わらず夫の方は、エスターがかわいそうな孤児であると信じていて、かばいます。家族の立場や役割が良く描かかれていて、共感してしまいます。

小屋に兄をとじこめ、火を放します。何とか脱出した兄の頭に石をふりかざしたときに、妹が助けるところはジーンとしました。幼い姉妹が助け合うところは、涙がでそうになります。

この辺で、エスターは実は9歳ではなく、34歳であることを知った時、衝撃を受けました。やっと不気味さの正体がわかりました。

最後に凍った池で妻とエスターが争いの末、2人とも割れた池に落ち、妻だけが浮上したところで安心しました。がその直後にエスターが子供の声で助けてとささやくところが一番の恐怖を感じました。

エスター役の女優が子供にも見え、化粧するところは大人にも見えるので、さらに怖さが増しています。