最近、13日の金曜日を一通り見終わりました。
面白かったけど、別にそこまで怖くなかったなーと思いつつ、ネットでレビューなど見ていると、
「チェーンソーを持って追いかけてくるのはジェイソンだと
勘違いしている人が何故か多いが、
それは悪魔のいけにえのレザーフェイスのことだ!」
と言っている人が多かったので、
それならばこちらも観てみよう!
という事で、レンタルで鑑賞。
確かに13日の金曜日も良いけれど、
比べ物にならないくらい、この作品は
初めから終わりまで奇妙で、理不尽で、不気味で、
もういい、もういいよと何度も思いながら観ました。
画面の端から端まで、気迫すら感じるような造りの
レザーフェイスの家の中。
「異様」を愚見化したような「本当にヤバイ」人たち。
真っ暗な森の中、
絶叫しながら、涙を流しながら、
どこまでもどこまでも逃げ続ける
女性の演技に圧倒されました。
ホラー映画好きになってまだ長くない私ですが、
私にとって怖いものと怖くないものの決定的な違いは、
感情移入の対象である主人公が
どれだけ絶望的な状況に陥るか、という事です。
仲間をみんな殺されて、
デカすぎるおっさんが殺す気満々で追いかけてくるなんて、
絶望以外何にもありません。
「いや、ここでなぜその行動をとる!?」
みたいなツッコミを入れている暇なんてまったくない!
もう、観ているこっちが叫びたいくらいでした。
ラストシーンの光景は、
こんなに美しいホラー映画があるなんて、
とものすごく胸が震えました。
あまり人には言えないけれど、
一番好きなホラー映画かもしれません。
でも、一人じゃ絶対観れません。
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