貴志祐介さん原作の”黒い家”、原作が凄く面白かったので映画を観ました。
小説も読み進めていくと、どんどん恐ろしい世界、そして不気味な家に引き込まれて行ったのですが、映像化されたものはそれ以上に恐ろしかったです。
しばらくの間、映像が頭から離れなくて困りました。
ホラー要素は最初からいくつも出てきます。
そしてなんと言っても、映画では大竹しのぶが演じる幸子自体がホラーです。
保険会社に勤める若槻は、息子を亡くした菰田夫妻と出会います。夫は自分で指を切って保険金を手に入れていると知り、若槻は息子の死にも疑問を持ちます。
息子の死は警察によって事故死と判断されましたが、その後菰田氏は両腕を切断して現れるのです。
もうこのあたりから、背筋がぞくぞくしてきます。
終盤、若槻は恋人の恵が菰田幸子が住む黒い家に監禁されていることを知り、この恐怖の家に侵入するんです。
とにかくこの黒い家に侵入する際が怖いんです。
まともに画面を見られない状態になってしまいます。
大竹しのぶの演技が圧巻でした。
叫びながら迫りくるシーンは本当に気持ち悪かった。
そして、海に落ちてしんでしまったと思っていた、幸子が
また舞い戻ってくるシーン、私、怖すぎて泣きそうでした。
夫役の西村さんの不気味な演技も凄かったです。
とにかく、この菰田夫妻の演技が光っています。
こんな事件に巻き込まれてしまった、若槻、そして恋人であった恵が今後まともに生活していけるのか、不安になります。
怖かったけど、ホラー映画としてはとても面白かったです。
コメントをするには会員登録が必要です