呪怨 パンデミック 3つのストーリーが並行して進む構成

『呪怨シリーズ』のハリウッド・リメイク第二弾です。

まぁ、リメイクというよりも完全なオリジナルストーリーみたいですけどね。

今回の作品でも、清水崇が日米を舞台として、あのアジア系ホラーの鳥肌の立つような雰囲気、背筋が凍るような恐怖をそのまま持ち込んでくれてますよ。

今回は、一つのテーマとして「カヤコの出生を探る」ってのがあります。

つまり、この作品でカヤコの秘密が少しだけ明かされることになるわけですね。

前作と同様に、時系列を組み替えて3つのストーリーが並行して進む構成になってます。

この点は、前回よりもスムーズに話しの受け渡しができていたと思いましたね。

でも、演出に関しては・・・「カヤコ」の露出が多すぎです!

暗闇にひっそりと現れて・・・という部分で脅かしつつ、姿は現さないっていう演出が少なかったかなぁ。「トシオ」ぐらいの露出でよかったと思いますよ。

エディソン・チャンの登場は、ちょっと嬉しかったけど・・・まったく活躍してねぇ〜。

一番ダメなのは、山奥に住んでいるイタコのおばあさん(カヤコの母親)が英語ペラペラって演出は・・・最悪じゃないですか?自分はシラケちゃいましたね。

とは言うものの、この『呪怨』って作品には逃げ道が存在しないという怖さがありますよね・・・呪われたら、もぅおしまい。あまりにも理不尽すぎて、ストーリー的な面白味は欠けてしまいますけど、怖さは倍増です。

でも、今回の作品での呪った相手を媒介として、その周囲の人間にも魔の手を伸ばす・・・ってのはヤリスギじゃないかなぁ!