予備知識全く無しで借りてみたこの作品、実はトッド・ブラウニングの名作カルト映画『フリークス』のリメイクだそうです。しかしながら製作はアサイラム!もう観る前から嫌な予感しかしない。
ほぼ原作の『フリークス』と一緒です。
後半はちょっと『スナッフ』入ってるかな。
売り文句であるところの「フリークス大挙出演」も特殊メイク頼みのパチものばっかり。『フリークス』で一番印象に残ったピンヘッドガールが出ない時点でもうアレだな。
オリジナルには無かったエログロの要素を盛り込んでみたのはいいんですが、これがシンプル故に恐怖できたオリジナルの良さを思い切り台無しにしてますな。小人ビッチ女が切り刻まれる結末は確かに頑張ってるのですが、そこに至るまでのgdgd感がかなりきつい。
確かにこの小人ビッチ役のレベッカ・コチャンという女優さん、座長とのエロシーンとかかなり頑張ってるんだけどね。
やっぱりこの手のフリークス映画の最高峰はトッド・ブラウニング監督の『フリークス』だと思います。あの時代によくこれだけのものが作れたなあとしみじみ。
オリジナル版のラストは、あの映像が唐突に現れたのが観客の度肝を抜きまくったと思うんですよね。表現がシンプルであるが故に、ストレートに恐怖に直結すると。
この作品のグロ描写は確かに強烈なのですが、やはり原作のようなストレートな恐怖には到底及んでいないのが残念。
ということで、この手の映画が好きな人ならラスト15分くらいだけ観れば十分な気もします。
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