【重要なお知らせ】「怖話」サービス終了のご案内

ムーン・オブ・ザ・デッド 山海塾軍団の映像のインパクトは強烈

題材の言い伝えは「第七の満月の夜に死者が蘇り、生きている人間を一人生贄にする」というもの。既にお話に矛盾がありますね。

で、問題の死霊の群れですが、これがホント山海塾みたく全裸丸坊主白塗りなわけです。閉じ込められた車に群がる山海塾。全力疾走で追いかけてくる山海塾。この映像のインパクトは凄いですよ。絶対いつか夢に見そうです。

主人公が周りの言葉を理解できない状況も結構怖いですよね。海外旅行先で強盗にあう的な。思い出したのはハリソン・フォードが出てた『フランティック』かな。このもどかしさが恐怖感を更に煽ります。

最初に山海塾軍団に襲われるまでの流れはなかなか怖いのですが、後半戦はかなりケムールな展開。逃げた二人の行先で現地の人がなんか儀式やってて、何故か二人はその祭壇で衆人環視の中セックス始めちゃったりするし。で、次のカットで何故か二人は縛られ竹やぶの中。連れ去られたユルを助けようと洞窟の中に潜入するメリッサが、何故かウヨウヨいる山海塾に襲われないのもよくわからん。一転して山海塾に追いかけられるメリッサ。しかし夜が明け陽の光を浴びたら山海塾溶けた!竹やぶの中から一人残った山海塾がこちらを見据えている。それは彼女を命懸けで救ったユルの姿でありました。終わり。映像的にはかなりコントです。

ストーリーがかなり破綻してるのは残念ですが、とにかく山海塾軍団の映像のインパクトは強烈。これだけで個人的にはそこそこ満足。まあ予告編だけ観ればそれで良い気もしますが。