『スリーピー・ホロウ』のノリかと思って敬遠していた作品だったんだけど、実際に観てみてビックリ!
かなり、自分的には好きなタイプの映画でした。
やっぱり、思いこみはいかん!?いやいや、反省です。
舞台は1888年のロンドン、娼婦ばかりを殺害し、内臓や子宮を奪っていく「切り裂きジャック」の恐怖にジョニー・デップが挑む。
「切り裂きジャック」をモチーフにした映画は数多くあるけど、この作品はアタリといえるんじゃないでしょうか
19世紀後半のロンドンの町並みも実によく再現されていたし、
何といっても、J・デップ!いい味出してましたね〜。
アヘンを吸うと殺害現場や事件のカギが見えてくるといった特殊能力?を持つアバーライン警部をJ・デップが演じてるんですけど、この寂しさや影を持ち、なおかつ、孤独を全身から醸し出すこの男の役は、もぅ、彼にしかできない!ベスト・キャスティングです。
得てして、こういった類の映画はその残忍な殺害シーンや死体をグロテスクに見せようとするものなんだけど、この作品では、そういったところをカメラワークであったり、映像描写といった技術で、ごまかしてる(?)
でも、それがより一層この犯人や事件というものに恐怖や生々しさを感じてしまいます。
ただ、最後の30分・・・ただのグロイ猟奇殺人映画に成り下がってしまったのが残念でした。
そして、ラスト。かなり好きです、最高です。
決してハッピーエンドではないけど、バッドエンドともいえない、このラスト。よかったな〜。
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