鎧 サムライゾンビ 鎧を着たサムライゾンビが人々を襲います

とりあえずお話について。

ミニバンでドライブしてた幸せそうな四人家族が、山道で逃走中の銀行強盗の男女にカージャックされてしまいます。んでなんか勢いで立入禁止区域っぽいところに迷い込んだ。そしたら突然鎧を着た落ち武者のゾンビが現れ、ここに集まった人々に襲いかかってきた・・・という話。

キャストはかなり曲者ばっかり集めてて、面白くなりそうだと思ったんだよね。主演の銀行強盗は植田浩望。って誰?と思ったら桜塚やっくんだった。彼のパートナーのド派手な女に夏目ナナ。この二人にハブられたもう一人のギャングにいしだ壱成。襲われた家族の父親が吹越満、母親が荻野目慶子、娘が中島愛里。ここにやってきた警官がやべきょうすけと松原慎太郎。期待しちゃうな。しかしこれがイマイチ素材を生かしきれてない。シリアスかコメディか、どっちつかずで中途半端に終わってしまった印象。

VFXはそこそこ気になるシーンありますね。

問題のゾンビは三人くらいしか出ませんが、これがなかなか強くてほどよく気持ち悪いので、これはこれで良し。

登場人物はこのゾンビに大抵首刎ねられちゃうんですが、これがまるでシャンパンの栓みたいに景気よくすぽーんと飛んでいきます。血飛沫もぶわーっと上がります。生首は卒塔婆にブッ刺します。イメージは漫☆画太郎先生のアレ。登場人物がほぼ全員情け容赦なく殺されてく流れも、面白いとは思ったのよ。ここに彼らが集まったのは、実は前世からの因縁でした!ってオチはどうなんと思いますが。