まず最初に申し上げるとこの作品、かつて観た数々のゾンビ映画の中でも五本の指に入るクオリティの低さです。でもこういうしょーもない映画を観たい!という気分の日ってありますよね。ないですか?ともあれそのニーズには見事に応えてくれた一本です。
ストーリーはハチャメチャだしVFXのクオリティも相当に低いです。
忍者ゾンビもあんまり強そうに見えんしね。殺陣のシーンも見事に大学の映画サークルレベル。ホント脱力できますよ。
でも妙に日本人をくすぐるネタがあるんだよね。ダミオンのオタク友達のルーク君が着てるTシャツに書かれた言葉「テキトーな日本語です」ってのがもう気になって仕方ない。ゴス女の部屋に『AKIRA』のポスターが貼ってあって、「それは1988年の日本公開の時のやつかい?」っていちいち細かいな!でもこの映画作った人達が日本好きなんだなぁ、というのがよく伝わります。
ホラー映画ファンならもう一つ特筆すべきは、なんとあのロイド・カウフマンが本人役で登場してる点でしょうか。というか演技もへったくれもなくふざけてバンバン銃撃ってるだけですが。どういう流れでこの作品に出たのか非常に興味深いですね。
そうそう。ラストも酷いですよ。ピンチに陥ったダミオンの元に、亡くなった彼の両親と兄のゾンビが現れて助けてくれるんですけどね。影忍者やっつけたから今度は信長倒しに行くぞ!でもこの三人ゾンビだけど人食べないよね?いや、食べるよ!ダメじゃん!で終わりです。
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