ストーリーはいたってシンプル。合コンで知り合った彼氏に実は気持ち悪い元カノがいて、主人公がストーキング被害にあうってお話。爬虫類を大量に飼っててメンヘラ確定。この女が恐怖のイグアナ女になるわけですね。
まあ主人公も過去におっパブ勤務してたり、彼氏もイグアナ女をヤリ捨てしてたりしてあまり同情できないんですけどね。で、実は主人公と電話でトークしたはずのイグアナ女は既に自殺していた・・・というところでちょっとホラーな展開が。
で、怪物化したイグアナ女さんがまた笑えますよ。最初は『座敷女』みたいだなと思ったけど、後半は『テケテケ』のような俊敏さで襲ってきます。スパイダーマンみたく壁も平気で伝ってきちゃうしね。
このイグアナ女を演じた女優さんはホントに熱演だったと思います。イグアナ化する前の電話トークのネチネチ感がキモ過ぎる。『シャイニング』のニコルソンみたく、頭がオカシイひとって何で同じ文章を連打して送ってくるんだろう?と思ったら、友松監督が「それは俺が『シャイニング』を真似たからです!」と答えてくれましたが。
なかなかの鬱エンドなんですが、ここで交わされる主人公の同僚OL二人の会話が良い感じにクソです。まあ風俗勤めってのはかなりリスキーなんだよ、という警鐘ですな。個人的にはあまりとやかく言うつもりもないんですが。
ということで、吉沢明歩ファンと低予算ホラーに対する寛容な心を持つ方くらいかな、オススメできるのは。
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